「光」と「闇」は相対概念として例えられるが、「光」の相対は「影」なのではないだろうか。
闇には相対性がなく、云わば「透明」である。つまり闇は無である。
命の有無にかかわらず、肉眼に写らないだけで、光がある以上、物自体には影がある。少なくとも生命体と死体は物体である。
だから闇は生と死の相対概念とはならない…否、なれない。
ここに自己同一性の危機を感じ不安になるから、ひとはみんななんらかのセクトに属し、敵と味方を分別してしまうのではないだろうか。
…わたしはひとを愛したい。
闇に溺れ自己を消失しかかっているひと、誰からも必要とされていない…と、うずくまっているひとを。
