作品と製品との相違点とはなんだろうか。
「この世など信ずるに値しない」と思っているような厭世観に苛まれた自己不信者が、それでも無償の愛を求めて何かを造形し、その行為によって、結果、製品ではなく、器に盛られた無形の果実が作品として立ち現われる…
私は詩作に行き詰まると、時折相乗効果を促すものとして作曲をすることがある。
───"無償の愛"を渇望していない作品など、製品にしかならない。
できることなら垂直的人間を称えようではないか、我々には水平的な人間しか理解できないけれども。W.H.オーデン
Still (for Piano) 2016
For Cryfford Still.
